新人歌い手へ送る著作権の話～Twitter編～ - りょうらんはレベルが上がった……？

おはよーございまーす🌸たかしぃです。Youtubeとかではりょうらんです。

さて、最近JASRACがメタバースでの楽曲利用についてのルールを発表したばかりで、著作権について関心を向けている方も多いと思います。VRChatでの著作権について自分の経験談を書こうと思いますが、それにはまず前提としてTwitter編があるので、先にこちらを纏めさせてください。

歌ってみた動画を公開したら、宣伝したくなりますよね。当然です。その時に短い動画を作ることも多いと思います。Youtubeでショート動画として投稿するのはOKです。けれど、その動画をTwitterにアップロードすると著作権法違反になります。

歌ってみた動画には必ず元の曲があります。その曲の作曲者・作詞者に歌の著作権があります。歌ってみた動画の場合は、本家様が提供されていたり、有志の方が耳コピしてくれたりした音源を使って歌います。

著作権について調べると、たくさん種類があって困惑すると思います。演奏しているから、演奏権かな、と思いたいところですが、インターネットに動画として載せるので、インタラクティブ配信に分類されます。

そして、インタラクティブ配信は、大手の動画投稿サイトは包括契約といって、ユーザー全員分を纏めて契約して、私たちの代わりに著作権料を払ってくれています。

包括契約を著作権管理団体と結んでくれているおかげで、私たちはニコニコ動画やYoutubeに歌ってみたを投稿できます。

ところが、Twitter社はその包括契約を結んでいないため、Twitterに動画をアップする際は個人的に著作権管理団体と契約をして、著作権使用料を支払う必要があります。

日本国内には著作権管理団体が2つあります。JASRACとNextoneです。そのため、自分が歌った曲のインタラクティブ配信が、どちらの団体で管理されているかを調べる必要があります。

以下が、JASRACとNextoneの楽曲検索データベースです。

ボーカロイド曲のインタラクティブ配信については、ほぼNextoneが管理しています。JASRACが管理しているのはポップスなどが多いです。また、一部のボカロPの方はご自分で管理されている場合があります。

ではNextoneとインタラクティブ配信の契約をしよう！ということで、私は2022年４月に契約をしました。手順は以下の通りです。

利用許諾申請の画面はこのようになっています。

Twitter利用ですと、どうしても事実通りに入力できない項目がでてきますので、メールの返信で訂正しましょう。疑問点なども質問しましょう。

基本的にメールでのやり取りとなり、担当の方は親切に、用途にふさわしい契約を提示してくださいます。

Nextoneの楽曲利用報告は、3か月に1度（年に4回）です。1月～3月の利用分を4月中に申請ということになります。

申請書類の書式がわかりにくいので、マニュアル資料をしっかりと読んで行いましょう。利用報告は余裕をもって！

申請が完了して、Nextoneでの処理が完了すると、請求書が届きます。お値段に関しては、人によって、利用方法によって、変わってきますので、割愛いたします。私はそんなに高くなかったです。

現在、TwitterにJASRACの管理下の曲を投稿しておりません。契約をした際にはここに追記します。

以上、簡単にですが纏めてみました。VRChatの方についても書きたいと思います。

それでは！